男女共同参画フォーラム(2019)

8月29~31日の3日間、国立女性教育会館にて男女共同参画フォーラムが開催され、その2日目に、DV加害者更生教育プログラム全国ネットワーク(PREP)として分科会(ワークショップ)を持ち、50名近い参加者に集まって頂くことができました。今年3月に行ったPREPのキックオフイベントの続編という形で、タイトルは「続・DV加害者、放置したままでいいですか?」とし、加害者プログラムの必要性を訴え、PREPへの参加を呼びかけました。

プログラム構成は、スライドによる実践報告、パネルディスカッション、リレートーク、最後に質疑応答という内容です。松村徳子PREP副代表による設立報告とご挨拶に続いて進行しました。

 先ず、吉祥眞佐緒PREP事務局長による、被害者のニーズに沿ったDV加害者プログラムの実践報告です。加害者プログラムに対する批判や誤解を紹介した後、被害者支援の一環としての加害者プログラムについての説明を行いました。DV被害者は必ずしも離婚を望むわけではないため、加害者との同居を選択する人や別居しても将来的に再同居を望む人のためにも、加害者が変わる必要があるという点が強調されました。

 次のパネルディスカッションでは、パネリストを松村、運営委員の田仲昌子・田中剛太の3名、コーディネーターを吉祥が務め、「こんな加害者プログラムをやっています」というタイトルで話し合いました。どのような想いや信念に基づいてプログラムを実践しているか、ファシリテーターとはどういう仕事かといったことなどが述べられ、プログラムの参加男性が語って他の参加者から大いにツッコミを受けた「面白エピソード」もいくつか紹介されました。

 リレートークでは、PREPの呼びかけ人、全国各地の実施者、被害者支援の実施者、面会交流の実施者などが、活動報告を行った上でそれぞれの立場から加害者プログラムの必要性を訴えました。その後、サバイバー女性が自らのDV被害・別居・再同居といった体験や、今も夫婦でそれぞれ参加されている被害者支援プログラム・加害者プログラムの意義を語って下さった時には今回の分科会で最大の拍手が起きました。

 最後の質疑応答では、多くの有益な質問や提言がなされました。中でも、加害者プログラムの経済的な事情、行政との連携、女性から男性への暴力(の質)といった点についての議論に多くの時間が割かれ、参加者の皆さんの関心の高さを窺い知ることができました。

 今回の分科会全体を振り返って、準備や広報が必ずしも充分とは言えなかったにもかかわらず、運営・内容とも、スムーズかつ密度の濃いものとなり、非常に有意義だったと感じています。参加者のアンケートでも、「目からうろこの内容だった」「リアルな活動、実績にふれ、鳥肌が立つ思いで聞きました」などの好意的な感想がほとんどで、大成功だったと言えると思います。     報告者 田中剛太(PREP運営委員)

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